14 of Masaru Takano - 高野勝

十字架上の七つの言葉


第一の言葉

イエスが中央で、左右に犯罪人が計三名が十字架にかけられている。イエスは、
「父よ、彼らを赦して下さい。なぜなら、彼らは何をしているのかわからないからです。」(ルカの福音書23章34節)




第二の言葉

十字架にかけられた犯罪人の一人が、イエスに向かって、お前はメシアではないのか。
(メシアならば)自分自身とわれわれを救ってみろ、といった。もう一人が、お前は神を恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに
われわれは、自分のやったことの報いを受けているのだから当然だ。しかし、この方はなにも悪いことはしていない。
イエスよ、あなたの御国においでになるときは、わたしを思い出してください、といった。
その犯罪人にむかって、
「はっきりいっておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる。」(ルカの福音書23章43節)




第三の言葉

十字架のそばには、母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラノのマリアとが立っていた。
イエスは母とそばにいる愛する弟子とを見て、母に、
「婦人よ、ご覧なさい。あなたの子です。」と言われた。
弟子のひとりには、「見なさい。あなたの母です」(ヨハネの福音書19章26節-27節)
母マリヤと弟子のヨハネに言った言葉で、ヨハネにマリヤを支えることを依頼した。これにより、ヨハネがマリヤを引き取ることになった。




第四の言葉

「エロイ・エロイ・レマ・サバクタニ（わが神、わが神、どうして私を見捨てられたのですか。）(マルコの福音書15章34節)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(マタイの福音書27章46節)


第五の言葉

「私は渇いている（ディフォー）」(ヨハネの福音書19章28節)



第六の言葉

「終わった(テテレスタイ)」（ヨハネの福音書19章30節）



第七の言葉

午後三時ころ、暗くなって、神殿の垂れ幕が真ん中から避けた。イエスは大声で叫ばれた。
「父よ、私の霊をあなたの手にまかせます」（ルカの福音書23章46節）

こう言って息を引き取られた。